痩せた月

こんにちは世界

今日見た夢

 木造建築が並ぶ町の道端に数人で座って世間話をしていると、車高3mほどであろう車がスピーカーを通して、古紙回収してますという旨を喋りながらゆっくり走っていた。
 運転席を見ると、髪と髭が腰まで伸びている男が運転していた。服装は紫に統一された無地の上下。その姿から連想されるものがあった。
 どうやらまだ某宗教団体は生き残っていたようだ。この町に限ってはその団体は駆逐されずに生き延びているというわけだ。そういえば、今座ってる場所からちょっと視線を右上に向けると『オ○ム紡績工場』という看板が見えた。なんということだ、この町ではただ生き延びているわけではなく、市民権すら得ていた。
 このことに気付いた僕は一緒に喋っていた人達に伝えた。彼らはテンションが上がって、調査しにいこう、とか、話を聞いてみよう、とか、そういう声が上がった。
 僕もすこし興味はあったので、そうしてみようか、と言った。
 その時、路地裏から例の紫色の格好をした人が現れた。女であったが、髭はかの尊師のように伸び、髪も同様にそうだった。
 この町はどうやら完全に団体に染められてしまっているようだ。証拠に、尊師のファッションが流行っているし、髭も当然のように伸びきっているのが当たり前だった。
 いよいよこれはまずいぞ、ということになり、僕たちはバラバラになって逃げた。
 


 気が付くと、自分のいる学校付近まで来ていた。
 僕は疲れきっていたが、あることを思い出した。今いる道をまっすぐ進むと、一年中黄色い葉をつけている銀杏並木のある道がある。
 そこへ森林浴気分で行ってみることにした。
 入口に着いた。見る限り道は登ったり下ったりの歩きづらそうな道だった。しかし基本下り道が多いので自転車で一気に降りられるのではないかと作案させられた。僕は手元に愛用のママチャリを生み出した。
 入ると、気温は涼しい夏のような感じで、外は雪が降っていて寒かったのでちょうど良く感じた。この中は外と違い晴れていた。
 道に誰もいなかったので気持ちよく滑走した。太陽光を浴びて黄金色に輝く銀杏の数々は今まで見た光景の中でも段違いに美しかった。
 自転車に乗りながらカメラでその光景を収めようとしたが、スピードが乗っていてブレてなかなか上手くいかなかった。しょうがないので、この光景はTwitterなどには上げず心の中に大事にしまっておこう。そしていつかまた見に行こう。