痩せた月

いろいろさまざまもろもろ

幽体離脱しました

学校から帰って疲れからか()昼寝をしていたときのことです。外は曇天でジメジメとしていて、寝るのには適さなかった、とても寝辛かった時です。

 

寝づらいということは、時間をかけて幽体離脱の状態、つまり脳の状態を現実と夢との境界線付近に持っていけるということです。

 

寝やすい状況だと意識の落ちるスピードが速く、現実と夢との境目を直ぐに通り過ぎてしまいます。

 

幽体離脱の前兆は直ぐに来ました。幽体離脱の前兆は人によって様々な種類があると言われています。ある人は金縛りに遭い、ある人は体が震える感触に遭うといいます。

 

自分は、音が聞こえます。ゴォーという、強風のような音が幻聴として、実際になってもいない音が聞こえます。

 

ゴォー、ゴォー、時間が経つにつれて、回数は増えていきます。

音も大きくなり、一回一回の音も長く続くようになります。

 

突然、体全体が痺るような感触に襲われました。世に言う金縛りだと思われました。

 

段々幽体離脱への道は開けて行きます。

 

瞼の裏に映像が浮かび上がってきました。自分はこれが夢だと気付きます。明晰夢、こうやって自分の意志で明晰夢の状態まで持って行くこと幽体離脱になります。(厳密には違う?)

 

自分は自転車に乗っていました。夢なので何でもできます。しかし、夢の中の自由度というのは幽体離脱の訓練次第で変わっていきます。

 

夢の中で空を飛ぶ感覚を培っていなければ、空は飛べません。みんなも子供の時に自転車に乗るのに大変苦労した覚えがあると思います。一回乗れれば、あとは目をつぶってでも自転車に乗れるでしょう?(危ない)。

 

自分は幽体離脱するのが実に二年ぶりくらいなので、夢の中でも現実の感覚に囚われて、常識的な範囲の行動しか出来ませんでした。

 

実際にやってみるとわかりますが、夢の中って分かっていても非人道的な事や現実離れした事をしようとすると本当にやっていいのかという疑念に囚われてしまいます。

 

色々複雑な心持ちで自転車をギコギコ漕いでいたら、目の前に小学生の集団が現れました。

とても邪魔です。夢なので轢き殺してもよかったのですが、流石に良心の呵責に囚われてしまったので、殺しはしないけどちょっと勇気を出して

 

「邪魔じゃコラボケェ!!!!」

 

と剣幕。

 

小学生は道を譲ってくれませんでした。

 

僕の渾身の行動は一笑に付された。